「三都幻妖夜話 白川編」をカクヨムで公開しました

昨年2017年秋頃より、ずっと水面下でガツガツ執筆してきた「三都幻妖夜話」の新作長編「白川編」を、カクヨムに試験公開しました。

「三都幻妖夜話 白川編」
人は皆、正体を隠して恋はできない。

1〜4話を一挙公開です。週末にでも、ぜひお読みいただければと思います。
ジャンルは神戸編などと同様にボーイズラブで性描写を含むR15作品です。お好みに合いましたら。

三都幻妖夜話 白川編

SS名刺メーカーさんでTwitter宣伝用のカードも急遽作りました。

この記事の続きには、今後の公開予定や、執筆の背景などを少し詳しく書きました。

「白川編」は「神戸編」の過去話にあたる昭和初期が舞台の作品で、一人称の語り部は、神戸編で登場していた朧(おぼろ)というキャラクターです。神戸では湊川怜司と名乗っていたラジオの神様です。主人公の父親、秋津暁彦の式神だった人(妖怪?)で、戦時中に出征する暁彦様を引き止めて駆け落ちを持ちかけ、捨てていかれたという気の毒な感じの人でした。

その戦時中の出来事のあらましを詳しく描いたのが「白川編」です。

ですので、お話としてはもうオチが分かっている状態で、皆様にお読みいただくことになります。神戸編で朧と暁彦様がどういう顛末になったかも、すでにお読みいただいている前提です。

物語はオチが分かっていたら面白くないのが通常なのかもしれないですが、歴史物などでは結果を知っていても、ドキドキハラハラすることもあるので、最初から行き先がわかっているドラマも、あることはあります。しかし「白川編」については、読者様のご興味を引く要素は、朧(おぼろ)=湊川怜司という人物のキャラクター性と、その主人であった秋津暁彦との関係性しかないので、そこにご興味があるかに尽きます。あとは物語に登場する秋津家という「アキちゃんの実家」が元々はどういう家だったのかという背景にあたる部分です。

「白川編」は、作者の欲目かもしれないですが、今現在で第70話まで書けておりまして、かなり面白い物語にできたと思います。面白みの要素として、語り部である朧の目から見た、秋津暁彦という人物の化けの皮がどんどん剥がれる話があり、初めはまだ幼いような可愛げのある少年として登場してくる暁彦様が、だんだんと悪い男に化けていっちゃうのです。彼にまつわる醜聞も、しだいに暴露されていくし、嵐山のお屋敷に囲ってある式神(水煙を含めて設定上は27人もいます!)も登場してきます。全部が秋津の坊々の愛人です。

その、可愛い坊々やと思って惚れた後に判明する、暁彦様の痛々しいあかんところの数々。その「やってもうた」感がこの「白川編」の面白さの主軸かと思って書いています。読者様から見て、朧=湊川怜司の過去の恋愛遍歴の「やってもうた話」を延々と聞く形式となる小説でして、その「他人事」の距離感が、この割と悲惨な物語の読み口をあっけらかんとしたオバケ話に仕立てていると思います。

今回、カクヨムで公開する1話からしばらくの冒頭のストーリーは、苦手な方がおられるとアカンので軽くバラしますが、朧はパートナーからの性暴力被害に苦しむ人物で、暁彦はそこから朧を略奪する流れです。三都幻妖夜話ふうに説明すると、「他人の式神を奪う話」になっています。この物語の世界では、それ自体が醜聞やという設定です。

なので、「白川編」で朧が語る物語は、過去の自分の恋愛遍歴についてであると同時に、秋津暁彦の醜聞、三都の巫覡の王様だった秋津の坊々、暁彦様の、言うたらあかんスキャンダルの暴露話でもあるという趣向です。

「朧、これは誰にも言わんといて。二人だけの秘密にしといてな」というセリフを暁彦様はときどき言うんですが、それを語り部の朧は読者様に全部ペラペラ喋ってるわけで、おもろいな……なんて信用できんヤツ、と思って作者は書いております。

他にも、秋津さんちの底抜けの大富豪生活とか、新登場してくる式神たちのキャラクター性だとか、水煙兄さんのキレキレのキレ芸とか、いろいろお伝えしたい「白川編」の見どころがあるんですが、それはまた追々。(長い!)

一言でいうと、「白川編」は泥沼に咲く一輪の花のような、純愛の物語っぽいです。純愛!

偽悪的キャラクターである朧ちゃんの、実は可愛い真心が、行間からあふれだす感じの、健気なお話なのです。
が、お前それ、作ってる? 行間からあふれさせてる? わざと? みたいな油断ならん空気もあって、一体どっちが本当なのかなあ、朧は、暁彦様がすごく好きだったのに自分だけを愛してもらえず苦しんだ人物だったのか、それとも名門の金持ちの坊々をたぶらかして、骨まで食らった鬼だったのか? 読者様はどう思われましたか……というお話です。

そのあたりを心に置いて、注意深く読みすすめていただくと、嬉しいなと思います。

現在、作者はオチのあたりを書いておりまして、これでもう半年以上の期間、睡眠時間3時間とかで書いてますので、中高年でええ歳ですし死にかかっています!(マジで) 過労が祟って三半規管がおかしくなって目眩が止まらなくなり、耳鼻科で頭振り回す検査までされました! 馬鹿なの!? そこまでして書くなっていう、軽く作者の血を吸ってる作品ですので、これ傑作やなかったら自分がアホすぎて死ぬなあと思っています。いやいや、大丈夫や、面白い面白い。

さすがに疲れてきて、へこたれて筆の進みが最近とても遅くなりましたので、皆様の励ましをいただいて最終コーナーを回ろうかという、あきらかな下心で公開しています。もう、それを隠す分別すらないですから。皆様のイイネや感想コメントや、「朧ちゃん可愛い」などの一言で、一万字また一万字と書きますので、お暇があって気が向いたら、ぜひかまってやってくださいませ。

Twitterとか。

掲示板とか。に作者、椎堂かおるはいます。

匿名でもメッセージが送れるメールフォームも用意しました。お願いします!

もちろんカクヨムのほうでも、コメントいただけます。ログインする必要がありますが。
近況ノートにも宣伝記事を書くかと思いますので、作品本体にコメントするのはなあという場合には、そちらにもコメントしていただけます。

皆様からの反応を指針として、フィナーレまであともうひと頑張り書きたいと思います。はじめましての方もぜひこの機会にぜひ!(前のめりすぎて引く)

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
白川編でまたお会いしましょう。

最終話まで脱稿後に、正式な連載をスタートし、まずはカクヨムにて公開させていただきたいと思っています。70話を超える大長編ですので、長いお付き合いになると思います。ぜひ、皆様の通勤中や寝る前の一時、家事が終わってホッと一息ついてスマホを手に取る15分間を、私にください。皆様が「読んで損した」とは思われない物語になるよう、鋭意努力いたします。

「三都幻妖夜話 白川編」
人は皆、正体を隠して恋はできない。

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