「俺と鎧武者と渡辺さんの、恋と部活とハッピーエンド。」に表紙イラストができあがりました。

拙作「俺と鎧武者と渡辺さんの、恋と部活とハッピーエンド。」にスキルサイトSKIMAさんで、表紙イラストを発注しておりました。

ドォン!!(効果音)


(クリックで拡大します。)

絵を描いてくださったのはゆメ子様です。ポートフォリオを見るとゆメ子様のいろいろな絵が展示されています。

私は今回初めて発注させていただきましたが、いろいろアドバイスや提案もいただき、滞りない作業進行で無事に完了しました。

私が発注した内容は、「ヒロインが弓を引いている立ち絵(腰から上)+タイトルロゴ」を可愛くて明るく楽しい感じで、というものでした。

私は絵はかなりのド素人なので、全然知らずに発注したのですが、弓道で弓を引いている絵はイラストにする場合、人物の顔が隠れがちだったりで、構図が面倒な題材のひとつだったようです。その辺りも分かりやすくアドバイスいただき、ラフ画の前段階で、いくつかの構図案から選ばせてもらいました。

もっと弓道メインのかっこいい構図案もあったのですが、「俺と鎧武者と〜」は戦闘よりは「ヒロインが可愛い話」だと思ったので、ヒロインの渡辺さんの可愛さメインでとお願いしました。


背景なしバージョンもバリエーションで作ってもらえました。これもスッキリしていていいなあ。

Web小説の書影(サムネイル)画像には、どういった絵が最適なのか、私には難しいところでした。かなり縮小されますので、人物が何人もいて、すごい背景も描かれているような込み入った絵だと逆に目が滑るのかなとも思いまして。ヒロインがバーン! みたいな? 可愛い顔がドーン! ていうのが? 実はベストなのかな? などとも模索中です。

スキルサイトには大勢の絵師さんが登録していらっしゃいますが、Web小説のタイトル画像を主活動にしている方はあまりお見かけしない気がしました。「表紙イラスト」というと、それは紙の同人誌の表紙の装画のことになるのだなという印象でした。

Web小説につけるイラストには、それにはそれの最適な仕様やコツがあるように思うので、その定番のスタイルが作られていくのかもしれないですね。

何作品か表紙イラストを発注するうちに私にもそのコツがちょっとは分かるようになるかもしれないので、今後も幾つかの自作に表紙イラストを発注させてもらおうと思います。

多くのWeb小説作家さんが発注するようになったら、絵師さんのほうでもその方面の事例が増えて、Web小説のイラストやりますよという受注スタイルも出てくるかもしれません。そうなると有り難いですね。

ゆメ子様に発注してみたいなーという方はゆメ子様のSKIMAプロフィールからどうぞ。

小説投稿サイトの書影画像サイズのサンプル」を今回の発注の下準備作業で作りましたので、絵を発注されるWeb小説作家さまはご参考にどうぞ。Web小説投稿サイトさんの表紙画像&挿絵画像の状況についての調査メモは「小説投稿サイトの表紙画像、挿絵画像の仕様一覧」として記録しました。

間違ってたらゴメンなってレベルの資料ですが、無いよりマシだと思います。これ調べて回るのけっこう手間でしたのでね。だいたい分かる程度の資料として使ってください。

最後に予算のお話ですが、それは発注ごとに違うのです。相場があるのかも、私にはまだ一回目ですので何とも言えません。が、誰が誰より高い安いというのを気にするものでもないと思います。安くても魅力のない絵だと無駄だからです。

今回の絵の価格は、ゆメ子様の場合はSKIMAで価格を明記されているので分かりやすいです。こちらのコミッションページを見ますと、価格表があります。

基本料金(1キャラ・バストアップ)5000円に、発注者さんの希望にしたがい項目分の料金を加算していく形の料金体系です。

うちがお願いした今回の絵ですと、全身料金2000円、複雑な衣装(弓道着)2000〜7000円、ロゴデザイン2000〜4000円、文字入れ1000円、サイズ変更1000円、などがオプションとして加算されます。

価格は事前の打ち合わせで見積もりしてもらえますので、あらかじめ自分で予算何円て決めて、その範囲で描いてもらえばいいと思います。具体的には、基本料金5000円で収めてほしいという要望を伝えれば、絵師さんはそのように描いてくれるでしょうし、逆に、いくらでも出すから渾身の作にしてくれというオーダーもありでしょう。

まずはお見積りから。SKIMAさんではコミッションページの出品者情報の下のほうに「見積もりを依頼」ってリンクがあるので、そこからメッセージ送れます。見積もり段階のメッセージは発注段階に進むと見えなくなっちゃう仕様なので(なぜ?)、送るメッセージやもらったお返事は画面写真か、コピペしてバックアップしておくのをお勧めします。

できあがったこの表紙イラストつきで、「俺と鎧武者と渡辺さんの、恋と部活とハッピーエンド。」をどこかの投稿サイトで連載したいと思います。連載といっても短い作品なので、すぐ完結してしまいますけども。2作目、3作目を書いてシリーズ作品にしようと思えばできる作品なので、今後どう運用していこうかなあという感じです。

追加で白黒線画の挿絵も何枚かお願いして、目でも楽しめる作品にしても楽しいですね。夢が広がります。

Web小説のイラストというと、従来も今もいわゆるファンアート、感想イラストが主だと思います。どなたかが感想や好意で描いてくれるのなら、作品にとっては、その絵がベストかもしれないなと思います。

そう思う理由は、読者さんは好きで描いてる人の絵が好きだからです。 だからプロの人も、何かの作品に携わる時には、その作品を最大限好きになって描くのが、一流であろうと思います。お客様への礼儀だし、プロとしてのクオリティです。

ファンアートはその「作品が好き」という最重要の要件をまずクリアしているので優れてるのです。技術があっても愛がなければ絵も文章もけっこう虚しいですしね。

しかしファンアートは原則、お願いして描いてもらえるものではないです。

実際には、お願いしたら描いてもらえることもありますが、趣味でやってるWeb小説でも、プロモーションに必要な絵には仕様や枚数や、機能があって、発注にあたり何が何枚、こういう絵でという指定をしますし、ゆるくても納期はあるものです。Web小説には公開のタイミングも案外あって、締め切りもありますけど、好意を催促はできません。

だったら仕事として受注してもらう方が、確実だというのはあります。相手に迷惑もかかりませんしね。必要に応じて追加発注もできる可能性が高いでしょう。 宣材や、コンテンツとして必要な絵を頼むのであれば、スキルサイトのような形式がスムーズではあります。長期にわたる断続的な発注にも、お仕事で受注されている方のほうが向いているでしょう。

作品に絵がほしいなというWeb小説の作者さんは、お試しください。

しかし私の理想を言えば、Web小説の絵を描いてもらう最高の人材は、一緒に作品を愛して一緒に作っていってくれる共同製作者だろうと思います。ファンアートではなく作品の一部として描いてくれる人ですね。そういう人がもしいれば、あるいは、これからなりたいという人がもしいたら、その人と添い遂げるのがいいかもしれません。

バンドを組むか、ライブの時だけ客演をお願いするかの差で、どっちが良いとは言い切れないけど、客席にたまたまいた凄く親切な人が突然ステージに上がってセッションしてくれるのを期待するのは、夢ですね。それがWeb小説では案外よくある夢で、素晴らしいのですが、作品運営上の計画と言えるようなものではないです。読者様に長く安定した品質で絵の供給をするには、偶然に頼ってはいられないと思います。

誰かと組む気があるのなら、Web小説の作者さんは「バンドメンバー募集中!」は言ってみても良いんじゃないでしょうか。ローカル駅の誰もいない路上ライブから一緒に苦労して、皆で一個の「いいね」を分け合って食べるのもええもんですよ。そういう気のある人材がいたらの話ですけどね。ただし簡単には見つかりません。お互いの都合やご縁もあるものですからね。

まあ難しいです。だってWeb小説は働いても一銭も儲からないんですからね?
一緒にタダ働きしていいという人でないと無理なのですから、まあ無理です。

SKIMAさんで受注してもらえる絵は、バンド活動で言うなら客演かなと思います。自分一人ではできないパートを有償で担当してもらえます。客演活動をする人には上手な人も多いです。作品運営の大きな助けとなります。

今回の表紙も、自分の作品の価値を底上げしてくれる良いものができたと思うので、大満足です。

それでもまだ私はソロの人ですね。Web小説はそういう孤独な活動だと思います。けどバンド組んでる人がいても良いんじゃないでしょうか。そういうのも見たいもんです。

そのためには何らかのマネタイズが必要なのかなとも思います。
けどそれ、Web小説には「書籍化の次の新時代」って気がしますね。

私がその時代まで生きてられると思います?
頑張って長生きだな(・∀・)!!

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