趣味で執筆しているファンタジー小説を無料で公開しているサイトです。子供向けは想定していませんので、小さいお子さんの閲覧には不向きな内容を含む場合があります。(管理人:zero-zero / 筆名:椎堂かおる / 創設:1998年5月25日)

Nolog

アンケート「椎堂かおるの小説に期待するもの」回答募集中

2010/02/03

エクソダス

脳ログひっこします。
新しいほう

Seesaaさんにしました。大昔にとってたnologアカウントがあったのを思い出したので。
こちらの旧ログは、一週間くらい残しておきますが、更新はしません。
いただいていたコメントへのお返事などは新しいほうで。

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若干ピンチ

Bloggerの中の人からメールが来てた。
For that reason, we are announcing today that we will no longer support FTP publishing in Blogger after March 26, 2010.
3月26以降、FTPでの外部サーバー上の使用を廃止しますって言うてはりますよ。

思わず笑顔が引きつるようなピンチ。私、かなりのBlogger FTP依存でサイト作ってますからね。この脳ログもそうだし。更新履歴もそうだし。サイトのトップページもBloggerが自動生成してんのよ。三都サイトもサイト全体がそうなんだから。ヒャー。

って、まあ、小説ページは自サーバー設置のHTML Dwarfで作っているので、要は「日記が書けない」だけなんですけども。それだけのことに、なぜか手足を縛られたような気がするのはなぜ? どんだけ無駄口が多いのか(笑)

3月26日までに、機能入れ替え工事だなあー……って気が遠くなります。現時点では目処無しです。
もう、このサイトは一生改装しないつもりで作ったんですけども、そういうのに外部機能に依存した仕様を使ったのが馬鹿だったんだよなあ。

でも、テンプレート改造できて、メール更新できるレンタルブログなんていくらでもあるので、どっかに引っ越します。理想を言えば自鯖設置のツールで動かしたいんだけども、それはそれで面倒くさいということをMovableTypeの時に思った。それともあれから何年か経ち、HTML形式でページが自動生成できて、メールから更新できるような何かが開発されて配布されてたりするのか。……でもそれを探す時間と手間がかけられない予感。一時期、サイトマネジメントツールがどうのこうので、いろいろハマった時あったんだけど、その時の知識がごっそり抜けている自分を感じる。なんかいいツールあったような無かったような……?

言うててもしょうがないんで、暇を見つけてネット検索でもします。
この際もうツールつきの別サーバーにドメインまるごと引っ越しするという手もあるけどな。

ほんでHTML Dwarf有り難いなあって、改めて思いました。もし開発が止まったり配布が終了したりしても、自サーバーに設置してあるやつは動かせるし、半永久的に使えるわけだから、サイト運営の環境が変わらない。ほんとに一生使えるツールかもしれない。ありがとう文月さん。

SeesaaBlogさんあたりが、昔使わせてもらった時には、ドメインかぶせて使えるような仕様になってたような?
でももうドメインなんてどうでもいいよという気がしなくもない。どうせアドレス変わるんだし。脳ログ用のサブドメイン割り当てるか、いっそのことサイト全体をSeesaaBlogで作って、小説用のサブドメインを自鯖に割り当てて使う?
でもそれだとSeesaaさんの運営状況に一喜一憂するハメになるんだよなあ。
XREAさんの運営状況に一喜一憂する今と何が違うのかという気はするが……。

まずはお試しで、脳ログだけお引っ越しすればいいか。触ってみないとわかんないや。
もうちょっと先ですが、移転先アドレスとかは、この場にリンク付きで書きますので、みなさま引っ越し後もよろしくです。

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2010/02/02

モスリンと毛斯綸

神戸に神戸ファッション美術館ていうのがあるんだって。知らなかったです。
そこで「モスリンと毛斯綸(もすりん)」という特別展がただいま開催中。すごく見たい。
私、布地萌えがあるんですよ。(世の中には様々なフェチズムがある) 木綿ほどじゃないけど、モスリンてのも、「モスリンはぁはぁ」て思うなあ……。

私がモスリンという布地の存在を初めて知ったのは、たぶん小説「赤毛のアン」です。シリーズ作品のどこかで、モスリンのドレスを着て云々という話が出てきたように記憶してます。それでなくても、赤毛のアンシリーズは乙女趣味が炸裂している作品なので、オーガンジーのドレスがどうのとか、シルクタフタのドレスがどうのとか、パフスリーブの服が欲しいとか、そんなネタが多い。
それに私の母の親友が、ものすごい美人のおばちゃんで、仕事は洋裁の工房の経営でした。Kさんは、いつも綺麗な服を着てて、ちょっとハスキーボイスのアルカイックな美人で、おしとやかだけど性格は男勝りで頭もよくて、いつも綺麗な服をいっぱい作っている工房にいて、美形スキーの私としては幼心にも「萌えー」みたいなマダムでした。そこへ遊びに行くと、いろんな布を触らせてもらえて、ロックミシンとか使わせてもらえて、お菓子も食べさせてもらえて、これから縫い上がろうとしている華麗なドレスを着たトルソーが物静かに立っていた。
うちの着道楽のおかんは、よくその親友に服を縫ってもらっていて、その仮縫いに私はくっついていってたんです。
ウェディングドレスもあったし、ダンス用や演劇用の衣装もあったし、バレエやフィギュアスケートの衣装もあったし、変わったとこでは、ボクシングの選手の入場用ガウンなんかもあったな。ミスなんとかのドレスだというのも一杯あって、世の中には綺麗な服を着てる人がいっぱいいるんやなあと思った。
考えてみれば、そのへんが私のコスチューム萌えの原点ではないのか。今まで気づかなかったけど。

まあそんな話の横道からは戻りまして、「モスリンと毛斯綸(もすりん)」展、観に行きたい。
着物の人は無料なんだって。ええー。じゃあ勿論、着物で行くよって思うけど、でも神戸という土地柄、着物の人なんか自分しかいないって状況になったらしんどいな。京都から一歩でも出ると、お着物さんは浮いてしまうと、あちこちで聞く。それでも平気な顔して着ていくべきか。(※チキン)

それにしてもモスリンて、メソポタミア発祥の布だったのか。知らなかった。
ほなエア様もモスリンをお召しになっていたのか。びっくり。それとも絹なのか? 絹って中国発祥なんだと思うんだけど、いつごろ国外にも伝播したのか。よくわからない。
うっ。また「勉強しなきゃ(ハート)」みたいな事ができてしまった。時間ないっちゅうねん!

そんなこんなもあって、さらに神戸に行きたくてたまらなくなってきた。
ポートタワー見たい。
行くか!
……ひとりでorz ←さびしい

特別展は三月末までやっております。ご興味ある方はどうぞ。

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2010/01/31

ご縁がありまして

アキちゃんの大学のモデル校にしてる、京都の某美大の卒業製作展にいってきました。私ではなく夫の仕事上の縁続きで。
まさか見ることになるとは思いもよらずでしたが、私はこの卒業製作展というのを小説のエピローグで書かないといけないので、いい取材になりました。テキトーに書いてもバレないだろうけど、どうせなら取材したほうがいいよね。
活気があって、いい展示会でした。若い人の才能っていいな。皆さんに今後、ご活躍の場があるといいなと思います。

写真は、展示されてた書道作品で、好きだったもの。特に、文字を絵にしてあるやつは、こういうの見たいと思っていたようなやつだったので、見付けた時、嬉しかったです。「神」と「異」です。漢字って絵なんだなって、また改めて実感したなあ。
私、このネタで小説書きたいのですが、まだ頭の中で作品の形に固まっていません。もっとネタを集めて、ぐつぐつ煮詰めて、右脳先生に物語にしてもらわなきゃ。

いい刺激を受けた一日でした。


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ハッピーエンド

めでたし、めでたし、で終わる話がハッピーエンドなのだと簡単に思ってたんですが、最近すごい作品を読みました。うちには幼稚園児の娘がおるんですが、その子が持ち帰ってきた私立のよーちえんの新聞みたいなやつに、子供に読み聞かせる民話っつーコーナーがあって、「蛇の恩返し」というのが載ってたんです。恩返しをする生物は昔話に多いのでしょうか。鶴は知ってますが、蛇もするんやと思って、なにげに娘に読み聞かせちゃいました。うちの娘、母親の悪い血を受け継いでいるせいか、蛇が好きなんです。「へびさん可愛い」とかいって、色画用紙でにょろにょろしたものをひたすら制作してたりします。異常者だったらどうしよう。
そりゃまあいいのですが(いいのか)、その民話です。かいつまんで話すと、こんな話です。(要約)

昔々あるところに、貧しくて子供のいないお爺さんとお婆さんがいました。お爺さんはある日、蛇の子供を見つけて、家に連れて帰り、タカラと名付けて子供代わりに育てることにしました。お爺さんとお婆さんはとても貧しかったですが、自分たちの食べ物を半分蛇に分け与えて、とても可愛がって育てました。そんなある日、お城の殿様が重い病気にかかり、占い師に相談すると、「村はずれに住んでいるお爺さんとお婆さんが育てた、タカラという名の蛇の生き肝を食えば治る」とのことで、さっそく家来が遣わされました。しかしお爺さんとお婆さんはタカラが可哀想で、裏の山に逃がしてやりました。しかしタカラは見つかってしまい、お殿様は蛇の生き肝を食べて、病気はすっかりよくなりました。殿様はそのお礼として、お爺さんとお婆さんにたくさんのお金をあげました。おかげでお爺さんとお婆さんの暮らしはずっと楽になりましたとさ。これが蛇のタカラの恩返しです。
めでたし、めでたし。

と読み上げる俺様の声も上ずるんですが……。
娘はいっとき黙り込み、そしてサクッと、「どこがめでたいの? 蛇死んでるやん?」と。
うん。……そうだね。困るね。ハッピーエンドじゃないよね。むしろホラーっぽい悲惨オチだよね。蛇に名前までつけて感情移入させといて、それはないよね、話の構成としてね。
たぶんだけど、昔の世界観的には、「お殿様に忠義が尽くせて、そのうえ生活も楽になったんだし、蛇死んだけど全体的に見てよかったよね。蛇なんか死んでもええやん、どうせ畜生なんやから」という事なんじゃね?
でも、それ、現代人の感覚ではついていけないよね。もっとユルい時代やもんね、現代は。
ていうかなんでこんなビミョーな話が「子供に読み聞かせたい民話」なんや。あるやろもっと無難なやつが。
でもまあいいか。こういう話も世の中にはあるってことで。
娘は、「タカラかわいそう」とか言って、蛇の絵など描いておりましたが、そのあとおやつにキュウリ巻きハムを食らって、「ハムおいしい」とか言って立ち直ってました。「そのハムも豚さん死んでんのやで」って試しに教えると(虐待ですか虐待ですか!)、「そうなん?」と娘はびっくりした様子でしたが、「でもハムおいしいし、しょうがない」って言ってました。
そうだね……。
子供のほうが賢いことって色々あります。日々、教えられることばかりです。
人間て、神として生まれ、だんだん馬鹿になっていくのかなという気もしますが、年老いると子供になるとか言いますし、どこかで折り返して、また賢くなれるのかな。

ハッピーエンドって、案外難しいかもしれないと思いました。
なにをもって大団円とするかは、人それぞれの個人の感覚によって違いそうです。
「蛇の恩返し」はめでたしでしたか。
私にはそう思えないんですが、これ実際どうなんだろう。
私はカルテットも三都もハッピーエンドのつもりで書いてますが、三都はほんとにハッピーで、カルテットはもしかすると悲惨オチかもしれません。すまん。でも、最後に「めでたしめでたし」って書いとけばいっか!(あかんて)

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2010/01/30

死に装束

度々ありますが、今回もまた変なタイトルですんません。
でもほんとに死ぬときに着る服の話です。

オカン様から着物を頂戴しました。昭和のカオリむんむんたる頃に、オカン様が当時の私の実家@大阪の下町の、ご近所の呉服店で買ったというものです。優雅にお着物をお召しになるような奥様がお住まいの地域ではなく、むしろ夏にはシュミーズ姿のオバチャンたちが、金だらいの水に足を浸して、玄関先で夕涼みするような、くだけた長屋の風情のあるあたりでした。そんなところにも、昔はフツーに呉服屋があったんだなあと思います。まだ一応、普段着として着物着るのが異例ではなかった時代だったんでしょうか。授業参観に来るオカンたちは着物に黒の長羽織みたいな時代でしたしね。
そして、「あたし着物なんて全然キョーミないの。知識もないし。自分では着られないわ」という、うちの洋装趣味のオカンも、「人並みには持ってないと恥ずかしいと思って」買ったという着物を、何枚か持ってたわけです。彼女は九州出身ですが、幼い頃に母親と死に別れたりして、後添いの継母と反りが合わず、働けるようになるなりほとんど家出みたいにして大阪に出てきた人物です。お嫁入りのために着物一式を親がそろえてやるというような事はありませんでした。オトンと結婚したあとに、全部自分で買ったわけで、そのせいでしょうか。ワードローブが支離滅裂……。オカン、呉服屋にだまされてたんじゃないの、と言いたくなるような、帯と着物の合ってなさ。
しかもほぼ全部、しつけ糸がついております。帯も着物も未着用。私が七五三のときに記念写真をとるために着たという付下げだけが、糸がはずれていて、着た形跡があるだけで、他、紬の着物や、色無地なんかも、全く手つかずです。そして、小紋の類が一切無いのは、「@カナダでガイジンの友達が欲しいっていうから、あげちゃった☆」という事で、ガイジンさんが好みそうな、染め柄の着物はすべて行方知れず。気前のいい話があったもんです。私の七五三の着物まで赤の他人にくれてやってるよ……orz (オカン様の辞書に「想い出」の文字はない)
しかし、地味くさくてパッとしない、紬(つむぎ)の着物は、外人モテせず、食い残された様子。私がそれを頂戴できることに。ありがとうございます。紬のほうが好きなので嬉しいですオカン様。
そして、オカン様が着物を突っ込んでおいたプラスチックの衣装ケースを、樟脳の匂いがムーーーーン!!みたいなのに耐えつつ(ほとんど毒ガス攻撃)開封していくと、男モンの羽織が出てきました。大島紬といいまして、つるつるした風合いの、織り柄の着物であります。上物です。着た形跡があります。
「これの着物のほう、どこいっちゃったの?」とオカン様に聞くと、「あの世よ」と、けろっとして言うので、なんのこっちゃと思ったら、オトンが死んだ時、棺に入るときの死に装束として、遺体に着せたんだそうです。しかし羽織は「めんどうくさかったから」着せず、後に残ったとのこと。
つまりうちのオトン、黒大島の着流しで昇天したということなの。
やるな……、というか、幾らしたんだ、この大島紬。などと世知辛い娘は一瞬思っちゃいましたが、人生最後に着る服がとびきり張り込んだ上物であるというのは、いいことです。
私も死ぬときなにを着ていたいだろうかって、ちょっと考えましたが、なかなか難しいです。あの世って、暑いの。それとも寒いの。暑くも寒くもないんだろうけど、なに着ていいかわかりません。
うーん。じゃあ、一番気に入っている小千谷縮みのシマシマの着物に鮎の帯かなあ。そして紙とペンも棺にいれてもらって、あの世では、何の憂いもなく執筆三昧の日々を過ごしたいものです。夏だとええなあと思います。四季はどれも好きですが、夏が特に好きなんだ。皆さんも、無事に天寿を全うされて、あの世に引っ越される時がきたら、夏エリアをお訪ねください。そこでまた、椎堂かおる作品をお読みいただけると光栄です。

だけどカルテットの完結編があの世でしか読めないということには絶対したくないです……orz

まあとりあえず三都幻妖夜話は年内に完結します。(えっ、カルテットは。)
確実にします。と、いうか、絶対近日中に完結させるという強い意志を私は持っています。ただし左脳のほうの人です。(大丈夫かそれ) フリーダムすぎる右脳先生を鞭打って書かせようと思います。

ところで死に装束の件で思いましたが、古代から近世までの軍服が、派手であったり、デザイン的に格好が良かったりするのは、もちろんそれが死に装束だからです。勇士が死ぬとき身に纏っている服です。格好良くなければいけません。
現代に入ってから、軍服は機能や迷彩を意識して、相当に地味なものになりましたが、それでもやっぱり格好いいことには変わりがないでしょう。
戦争をするときに着る服ということで、ある種の暗さや不吉さは多大にありますが、そんなことは脇へ置き、ただのファッションとして見ると、たぶん軍服は格好いいんだと思います。そういうもんなんでしょう、人類の感覚っていうのは。
小説では、登場人物が死ぬシーンがありますけども、その時その人物がどんな格好をしているか、私はわりと気にしているような気がします。何を着てるかに暗喩的なものとはいえ意味性があるように思うからです。
最近、うちの小説で死んだ人というと、「紫煙蝶」のジェレフと、「海猫の歌」のレスリンさんでしょうか。ジェレフはたぶん軍装だったろうと思います。つまり、おめかししてたという事です。竜の涙は職業柄、軍隊の花形であるわけで、カルテットは一応、中世風の世界観ですから、彼らの軍服はきらびやかなはずです。
レスリンもおめかし服で死にました。夜会用のドレスを着てました。それも、家財を売り払って捻出した大金で買ったという、大奮発のブルーのドレスであります。そんなん着てても彼女は無念だったでしょうが、それでもボロを着てるよりはまだしも、女としての面子が立ったんじゃないかと。
そういうことは話に関係ないといえば無いので、作中に詳しくは書きません。書いた方がいいのかなーとも思うんですが、作品ごとのノリで決めます。レスリンは女の子だし、本人が着ているものを意識していたので、描写が入りましたが、ジェレフのときは、視点キャラのイルスがあんまり……というか全然気にしていないので、特に衣服の記述がありませんでした。でも案外、ジェレフきめきめの勝負服だったかもしれないじゃん。死ぬ気でいってたんだから。たぶん「深淵」のときに着ていたのと同じ服だと思うんですが、リューズもまた華麗な容姿に似合わず、本人は着るもんに全然興味がない粗忽な男なので、ジェレフが何着てたんだか全く語ってくれませんでした。なに着てたんだろう、エル・ジェレフ。でも私のイメージでは、ジェレフは割とすっきりしたシンプルめな服のほうが似合うような人なので、ゴテゴテ華美なもんを着てたわけではないと思います。でも、着るもんに興味がないかというと、そういうのではなく、きっと手前が格好良く見えるラインは確保してると思うよ。どうせそういう男なんだよ、だまされちゃだめ!(なんの話だ) 「爽やかな好青年」ラインみたいなのを狙ってきてるんだよ。じつはちゃんと計算してんの。そして「ああなんて爽やかなのエル・ジェレフ」とかって街の人に思われんの。チッ。(舌打ちですか)

そんなふうに、作者には、衣装なんかも空想する楽しみがありますが、いざ書くとなると小説の技法に阻まれ、作中では描写を省略されることが多い部分なので、ご興味ある方は、好き勝手な服を着せて想像しつつお読みください。漫画だと話に関係なくても衣装の描写に凝れるからいいよね。

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2010/01/29

寅の刻

寅の刻とは、午前四時なんだそうです。
私、最近ちっとも集中して書く時間がとれず、執筆ライフがヒーヒーなので、こうなったらもう睡眠時間を削るしかないという覚悟が湧いてきて、いつも朝五時ごろ起きるんですが、それを一時間早めてみようかと。そしたら毎日一時間書けるんじゃないかと。それってすごいやん、と思って。
そしてたまたま、朝四時が「寅(とら)の刻(こく)」なんだと聞いて、「いやーんトラの刻か(はーと)」って思ったんで、実は本気でやるんじゃないかと。朝四時は信太さんタイムなんやウフッ、みたいな。
あほみたいですか。ええーーーーっっ、て、これはほんまにあほです。どうしたらいいの。

睡眠時間が四時間くらいしかないと、さすがに眠いか。
以前、執筆中毒だった時期には、脳みそがハイテンションというか、たぶん何か普通でない汁が脳内に出ていて、寝る間も惜しく、寝付いても二三時間で飛び起きて「さあ書くわよ(ガルル)」みたいな感じだったですが、今はもうさすがにそういうコンディションではないです。

ずっとそうだといいんだけどね。ずっとそうだと病気になりそうですよね。脳じゃなくて肉体のほうのね。

結局起きられなくて、普段どーりという結果になりそうな気もするけども。三都が完結するまで頑張ってみようか。その貴重な一時間、ネット見たりせず原稿だけやります。

眠くて日中の仕事に差し支えるようだと無理だけどな。

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テレパシー

一個前の記事の妄想ネタ(喫茶店)、某氏さんのツボをなぜかクリーンヒットしたとのこと。誰が何に萌えるかわかったもんじゃないご時世です。
しかしなぜそんなにピンポイントに、というか、ものすご具体的な萌えツボがいちいちカブるのか、謎です。
私どこかで某氏さんの「こういうのが萌える」という具体的な話を読んだりとかして、それの出典を忘れて、ネタだけ脳内で反芻していたのかな?
その割にはあまりにも鮮やかに出典がわからないので、自分で考えたのかもしれませんが、もしかしてアレじゃない? テレパシーじゃない? きっと読み手さんの萌えツボが誤差1ミリくらいの精度で私にはわかるのよ。ちょーのーりょくなのよ。

そんな力あったら誰も苦労しねっつの……。

記念として、怜ちゃんの脱力マスターねた書こうと思います。
駄ネタだし横道すぎるからボツにするかと思ってたんだけど、せっかくだし、書けそうだったら書いときます。それでもしも某氏さんが萌えたら減価償却できるということで。ターゲット読者層は某氏さんということで!(最小公約数的マーケティング)

椎堂さんはBL素人なのになぜBLねたが書けるのかについて、さあ、なぜなんだか私もわかんないんですが、まったく知らないという訳でもなく、身近にいたBLスキーな人からの遠隔操作的な教育がずっとあったんじゃないかと思います。ある種のパターンをずっと吹き込まれて生きてきたというのはあるかも。
それかね、アレじゃない。きっと前世が腐女子だったのよ。
そう思うと、なぜかはらわたがよじれそうに可笑しいんですが、そういう中二的回答でよいでしょうか。前世腐女子。
でもまだ覚醒がちっとも足りません。私たぶん今までの人生でBL小説って三冊しか読んだことない。同居してた先輩に「勉強と思って読みなさい」と貸されて、一気に読破した三冊。(どういう勉強なんすか先輩)学園ものだったような記憶がうっすらあるんですが、どなたの作品だったかは思い出せないです。すごく昔のやつです。
それ以来、経験値が増えてないんだから、その状態で自分も書こうというほうがどうかしているんですが、元々無茶な人なのでどうしようもありません。

でも、前世力とテレパシーがあれば何とかなると思います。(断言)

……無理です(うわああああん) まずは修行からです。ということに大長編三部作を書いてから気付いたよ。

経験値という意味ではカルテットのほうが無難であります。SFとかファンタジーとかは、一応たくさん読んでいるつもり。でも、書き手としては、不勉強極まりないほうかもなあと、何の前触れもなく今朝反省しました。がんばれ俺。

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2010/01/28

御礼

神戸編(27)ベータちょっと続き分にコメントくださった方々ありがとうございます。
方々というか、カラトさんとひよさんによって支えられていると思う昨今の執筆ライフ。いかにも、私が「あたしもうだめ」とかほざいていても生暖かく見つめて「とりあえず続き書けば」と言ってくれていた高校時代のお友達たち状態。
クレジットのスペシャルサンクスのとこにお名前入れないといけないぐらいの状態。
まったく、ひとりじゃ頑張れないのかよ椎堂さんは……。ひとりじゃ頑張れないのよ、すみません……orz

そんな自己嫌悪もちょっぴりあるものの、コメントもらえて励みになり、「えへっ、また書こうかな!」みたいな感じになってきています。この際、お脳が単純ていうのもいいことだよね。

「雷電を応援しないわけにはいかない」というお話で、「なんて残酷なジャンルなんだ」と思い、ちょっぴり震え上がっている。
確かに、(27)での水地亨の影の薄さは驚くほどである。
登場キャラが多すぎて、描写が追いついてないという、ヘトヘト状態なのだ。
狼出て来たところで、脳内劇場では瑞希ちゃんが「わっ」て驚いていたが、「瑞希ちゃんなんかスルーしちゃうから」と思って、書かなかった。(書けよ……)目に入っててもいちいち言及してられないぐらい沢山の人がいる気がする。
アキちゃんも、亨がそこらへんにいることは認識してるけど、他に説明するもんが多すぎて、「まあええか」と思ってんのじゃないか。
今回、「美輪明宏さんちゃうで」と言っているアキちゃんが、なんだか天然ぽくて、ちょっと好きだった。アキちゃんが天然ぽいと、私はなんだか「ウフッ」て嬉しくなるんだけど、それはどういう萌えか。
怜司のだるそうな関西弁が萌えるというお話に、「なぜ?」と思ったものの、そういう自分も、怜司のだるそうな関西弁には萌える。怜司は何事にも面倒くさそうにしているが、なぜそうなのかというのは、「それが萌えるから」という理由しかなく、単にそういう性格のキャラクターだからとしか言い様がない。でもそれの何が萌えるのかが自分でもよくわからない。萌える萌えないは理屈ではないのか?

萌え小説書いてて「なぜ?」って我に返ると、とたんに筆が止まっちゃうのですけども、たぶんそんなこと深く考えず、「いいねえ萌えるう!」とか言いながら、自分の世界をひた走ればいいんですよね。気がつくと「それ萌えるねえ!」とか言いながら伴走してくれる読者さんがいて、その方々とキャッキャしつつ、他の人らのついてこれない独自の世界にいっちゃえばいいんだよね?

我に返ったら負けだということは、最近よく分かってきました。

怜ちゃんは「よく行く喫茶店か飲み屋のマスター」くらいの距離感だといいなと思います。家にはいないでほしい。顔見たい時だけこっちから行けるところでニコニコしといてほしい。ハンバーグが美味しい店だといい。お客さんの人生相談とか愚痴とか聞いて「へえー、そうなん」って、愛想良く生返事してる程度だといい。でも半分も聞いてないといい。だけどお客さんはなんとなく「怜ちゃんと話しちゃった」と思って、るんるんして帰れるといい。そして家帰って風呂入って、翌日はふつーに会社とか行くといい。そんな、働き疲れた女の子の憩いの場だといい。でもたまに行くと、何だか変な人がいて修羅場っぽい、どす黒いオーラが怜ちゃんからムンムン出ているといい。「今日は帰りますね」って思わず即バックする常連さんの女子が三人くらいいたり。そんな、気分に激しいムラのあるマスターだといい。などと思います。
すごく意味のないヴィジョンですが、そんな妄想に時々苦しめられています。

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あいぱっど

iPad欲しすぎる……。電子書籍リーダーとして。
あと、プリントアウトするのは絶対イヤな自作原稿の読み返しチェック用として。
写真データの管理用として。ウェブ・ブラウズ用として。見たいけど見る暇がない映画をちょこちょこ見る用として。
iPadがあれば、私の生活も加速するのではないかと思われ。作業効率が格段にあがり余暇もより容易に捻出できるのではないかと思われ。

そう思われるのは、物欲を正当化する理由を必死で探した結果か。
ただ単に欲しい。あっぷるのばか! これって私がずっと前から欲しかったものだ! たぶん皆も欲しかったものだ!

クリエがご臨終してからというもの、ネットノベルの読了数が驚異的にダウンしていたけど、こういうのがあればまた読めるんじゃないか。ケータイで読むのしんどいねん。指がつりそう。でもこれなら平気そう。
iPodたっちは若干小さいような気がして何とか我慢してきたのだが、このハードカバーサイズになんでかクラッとくるっす。

きっとなにかよこしまな魔術が使われているに違いない。

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